NZワーホリ記録 モリス

2024年の4月から2025年の3月までNZのワーホリに行ってきた。このブログみたいなものを行く前は「毎日書いてやろう!」「日記として最適じゃん!」と盛り上がっていたのも一年前までのこと。見事に一年以上更新していない。

書かなきゃ…書かなきゃ…みたいに思うことは多々あったけれど。運動が続かない。ダイエットが続かない。勉強が続かないのと同じで、全く始められない。

なんで今日書き始めようと思ったのか。写真の整理をしていたら「ちょっとだけ書こっかな」って思ったから。

そんな数多ある写真のなかでも、父親に「お前こんな顔できたのか」。友達に「日本でも気を遣わずにこういう顔出していいんだよ」って言われちゃうくらい新しい小田の側面を引き出したモリスを紹介したい。

まず、自分はNZのワーホリを通して一ドルたりとも稼いでいない。WWOOFという農業ボランティアの制度を利用して20件以上のお家に居候させていただいた。

その中の一軒がモリスのお家だった。モリスから「うちで働かないかい?」とお誘いを受けたことはNZ滞在の一年を通しても一番ラッキーだったんじゃないかと思う。

まず、どんな仕事をしていたのか。

芝刈り機を使って果樹園の芝を刈って、芝をコンポストに捨てる。その後コンポストを天地返しして堆肥作りをする。

橋が壊れたから、樹木を切り倒して橋を制作する。

餃子を作る。etc…

よく、どんなことしたの?って聞かれることが多いんだけど、こんだけ方向性がはっきりしていないと説明も難しい。

ただ、WWOOFでお邪魔するお家はおじいちゃんおばあちゃんが多いから、体力系の仕事を任されることが多いかな。あとは自分が日本人だったことと、料理するのが好きだったからうどんとか茶碗蒸し、卵焼きを作ることが多かったかな。

モリスのとこで働くのは楽だった。通常一日4時間働くところ、モリスのところは3時間以上働くとストップが入る。

「リン、働きすぎだ」

幸せすぎて日本の社会に帰れなくなるかもしれん。

冬じゃなければ、昼食後に昼寝をして、海に毎日泳ぎに行く。目を覚ますために。

日本人だと洗面器で顔を洗う、みたいな感覚なのかな。規模感が外国。

こんなに海で泳いだことは人生で初めて。佐渡出身で家の目の前が海だけど、泳いだ記憶なんて20回もないと思う。

NZの一年で余裕で超えてしまった。

海から帰ってきたらモリスは料理作りを開始。俺はビールを渡され、「何か手伝うことある?」「リンは気を遣いすぎだ。テニスの試合でも見ながら待ってて」

本当に、社会に戻れるかな…

フィッシュカレー
スフレ
ラムロースト

モリスの料理が絶品すぎる。毎日毎日食べすぎる。「食べることがリンの仕事だ」と相撲部屋みたいなことを言われながら食べ続け、皿洗いもやらせてくれない。少しやりすぎじゃない?お客さんじゃないよ?小田の将来が心配。

2月(夏)には果樹園で腐るほど桃ができて、朝は桃。昼は桃。夜はモリスが調理した桃。海外のフルーツは日本のと違って甘くないんじゃない?って思いがちだけど、全く変わらんかった。激うまでした。
モリス御年78歳。散歩中。

家の裏に滝があるから散歩しに行こう!と誘われてついていったけれど。

自分の知っている散歩とは大きく印象が異なった。

よりアドベンチャーでエキサイティングな散歩。

その証拠に昔の金鉱もあった。
この滝の上から水をポンプでくみ上げている。何とも規格外。

そんなモリスは週2回遠泳を海で友人たちとやっていて、そのあと近くのカフェでコーヒーを友人たちと飲むのが習慣。徹頭徹尾素敵すぎる。

モリス友人宅にお呼ばれした時。

モリスは元々3年間くらい新宿で英語の教師として働いていて、娘さんたちは日本の小学校中学校に通っていた。そのおかげで、「これカレーみたいな感じだね」「ねー!わかるー!」みたいな会話を楽しめるし、モリスと毎日「深夜食堂」をみて、佐渡島民よりも新宿に詳しいNZ人を見ることもできた。

ちなみに、モリスの友人は建築家で、大分で働いていたことがある。日本過ぎる。

NZのハイライト「モリス」でした。意地でもまた再開したい友達です。

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